プロでも..

出典：PhotoAC

フジ子・・ヘミングさんの訃報を知ってから、フジ子さんの追悼番組やら
フジ子さんの映画を見たり、朝のウォーキングでもフジ子さんのCDを聴き過ごしていました。

何度聴いても、フジ子さんの音色は唯一無二です。
フジ子さんの手、とても厚みのあるどっしりした(失礼な表現ですみません)手で、
見た目の鍵盤の打鍵は、素人の私には繊細にはあまり映らないのですが(本当にすみません)
なのになんであんなに深みのある透き通った音色が出るのか、不思議です。(本当に本当にすみません！)


フジ子さん、コンサートのない日でも1日４時間はピアノを弾いていたそうです。
ご本人曰く、毎日弾かないと弾けなくなるそうで..
それを聞いた時、フジ子さんでもそうなんだなって、ちょっと嬉しかった。
理由は私自身、以前やった曲を忘れてしまって、全然弾けないからです。
どの曲もレッスンして貰っている時が一番私なりにまともに弾けるのですが、
次の曲に移ったら、次の曲の練習に時間を取られてしまい、弾かなくなってしまうから
久しぶりに弾いてみたら、忘れて弾けなくなってる..
レッスンして貰っている時は、本当に頑張って練習したのに、
今は弾けない残念な曲がゴロゴロとあります。


フジ子さんでさえ1日弾かないと弾けなくなる(弾けないレベルは違いますが)。
なので技術を維持する為に毎日弾いている。


弾かないと弾けなくなるのは、下手くそだからとかの問題ではなく、
そういうものなんだって、なんかとてもシンプルな事に気づきました。
何となく他人は皆んな、私の様に全然弾けなくなる事はないように思っていました。
(勿論そうじゃない人もいると思いますが)



私は結構弾けなくなってる曲があり、今レッスンでは
そんな弾けなくなった過去の曲をおさらいして貰っています。

この間までは全く弾けなくなってた、ドビュッシーの月の光をレッスンして貰い、
とりあえずお腹がいっぱいになる程、満足するまでレッスンして貰いました。
なのでこの曲がもう弾けなくならない様、ちょくちょく弾こうと思います。

次のレッスン曲は、これも私の希望で、全く弾けなくなってた
ベートーヴェンの悲愴第一楽章です。
この曲は私のピアノ歴で一番長い曲。
以前やったのは15年位前かも知れません。
今振り返ると、その時はテンポも上げれず、表現も出来ず、
正直弾くだけで終わった気がします。
どこまで持っていけるか分かりませんが、お腹がいっぱいになる位弾き込んで、
私がもうここ迄でいいや！と、満足出来るまで弾くのが目標です。